『やりたい事をやるが正義!』を信じるとやりたい事がやれない

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最近SNSでも。

『やりたい事をやる!』

という風潮が流行っていて、やりたい仕事をやる。

やりたくない仕事はしない。

こんな風潮が若い人に多いような気がします。

確かに煌びやかな世界に居る人はやりたい事だけやってるように見えますが、

その裏側では非常にしんどい努力されてる事の方が多いです。

やりたい事だけを見てると視野が狭くなる

例えば歌手になりたいとしましょう。

歌手だけがやりたい、それ以外の事はしない!となると、他の知識が全くつかなくなります。

歌手になるには歌うこと以外にも、人との付き合い方、お金の扱い方、プロモーションの仕方、

これらが付きまといます。

そう言うのは知ってる大人に任せれば・・・ と思うでしょうが、

そうなると歌うこと以外に何も知らないがゆえに人選も間違うし、騙されることも多くなる。

ましてや売れて無い歌手はお金出して雇わないと行けなくなる。

一言に歌手になる!と言っても他のいろんな要素があってこそ成功するわけです。

一流芸能人でも、お芝居だけやってた人で、その周りの人たちにお金を詐取されたり、

色々騙されたりする人よく見かけますが、この現象です。

やりたい事だけで成功する人は宝くじ1等を当てれるぐらいの確率の天才だけです。

やりたくない事にやりたい事へのヒントがある

これは僕の経験上の話をします。

若い時にはやりたくない事をいっぱいやってきました。

やりたい仕事でも上司との関りとか付き合いとか、そんなのやりたくありません。

長年勤務してると管理職にならされたりします。それもやりたくありません。

お金が無い時はとにかく目の前にある稼げる仕事をやりました。

飲食店、建築現場、販売員、営業などなど色々やりました。

どちらかと言うと、仕事自体がしたくないダラダラした性格なのです。

しかし、金が無いとやらなければいけない。

 

ところが、その経験が今になって生きてるなと実感します。

特に今はYouTuberやってるので、トークするときに色々な引き出しが必要。

1個1個専門家では無いですが、色々経験したがゆえにいろんな話が出来ます。

芸の世界では専門家になる訳ではなく、手広く知ってる話を面白く話す事が大事です。

若い間に色々経験せよ!とはよく言ったもので、

年齢が行ってから非常に役立つことが多いです。

いろんな経験をやりたい事に使う

これも僕の場合ですが、

料理人の時の経験がトークやチャットの返信に生かせるし、食レポも詳しく出来る。

実は今ボーカルの蘭と仲が良いのも食の選択がきちんと出来るからというのがあります(蘭は食にうるさいので)

IT系の会社に居たとき(社長が一番嫌だった)の経験がオフィシャルサイトを自分で作ったり、SEO対策を自分で出来たり、ちょっとした自動化を自分でプログラミングできたりします。あとパソコンやオーディオ機器などのハードウェア修理も自分で出来る。

某メジャー演歌歌手のスタッフで中売り(休憩中の会場内販売)をしていた時の経験も、口上を学んだり、本当の現場の中身を見れたのでそこからヒントを得てバンド活動のトークに生かせる。

建築現場に居た経験で、自分の部屋のDIYは自分で出来るし切ったり貼ったりの工作が出来るのでギターの修理なども自分でします。

会社での人と人の関りがバンドメンバーを引き付けておくスキルにもなった。

出来ることが多いと業者にお金使わなくて良いので、節約にもつながります。

そんな経験を全部今のYouTubeとバンド活動に生かしています。

一番大きかったのはPCの知識、ITの知識ですね。

これが無かったらYouTubeもここまでは来て無かったと思います。

最後に

結局人は経験値なんだなと思います。

今まで経験したことを柔軟に考えて、

通常ではあまりない組み合わせで実行してみるとか、

普通それは使わないだろうというやり方を自分の音楽活動に組み込んでみる。

これをすることによりちょっとは目立つ存在になれるのだと思います。

僕らの場合は、バンドマンなのに動画で演奏しない。喋ってばっかり。

でも、これの方が伸びるのは早かったという事です。

周りの音楽家がみんなやってることをなぞるのではなくて、斜め上の考え方は大事ですね。

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