沢山の人という物差し
売れないミュージシャン程、ライブのたびに、
『沢山の方に見ていただきました!』
『多くの観客でした!』
というような曖昧で、しかもその様子の写真も無くアピールしています。
正直、文字では何とでも書けますし嘘もつくことが出来ます。
僕が調査した感じでは・・・(笑)
集客スカスカで2人でも沢山という人も居たし、もちろん本当に満席で沢山という事も居た。
「沢山の人という定義」
これが非常に気になる事があります。この、沢山の人と言っても色々考え方があります。
- ①ファンだけで構成されてる場合。
- ②友人や元々知り合いの人も含めた場合。
- ③出演者が客席で観てる人数も含めた場合。
まず①だけの人って99%いません。かなり至難の業です。経験者だからわかります。
あのシャ乱Qでさえも30人集めるのが大変だったと言います。
僕の経験上ですが、実際にアマチュアやインディーズのライブに行ってみると、
③の人が多く、これを『多くの人に聴いていただき・・・』と称しています。
少し友達の多い人などは②になります。
①を達成してる人って知りあいの中では達成してる人が居ませんでした。
写真での誤魔化し方
上記のように、沢山に人に来てもらいました!といいつつ、
その証拠は絶対にUPしてはいけません(笑)
これは僕らのライブですが、例えばこのアングルのように観客は後ろ姿であれ映らないようにして、
引き画像なんかは絶対にNGです!(笑)
これらがミュージシャン同士の暗黙の了解であり、他の出演者を写すときは客席の様子を写す事はタブーとされてます。
そんな涙ぐましい努力ですが、すべて無駄な努力でしかありません。
今どきの一般の方々は、盛ってるか持ってないかぐらいは判断していて、それをバレてないと思ってるのは盛ってる本人たちだけなのです!
目標はまず引き画像を毎回堂々と公開できるミュージシャンに成る事
僕の場合はそれを考えてたので、まずYouTubeで2年ひたすら頑張って、
いきなりのワンマンでファンだけを動員してライブが出来ました。
集客少ないのに、毎回「沢山の・・・」と自分で呟くのは、そのうち精神がおかしくなってきます。
理想と現実がどんどんかけ離れて行って、その間にライバルや、元々同じ位置に居た人が見ないほど成長して行ったりします。こうやってミュージシャンは病んで行きます。
盛る事は誰でも簡単に出来るが、実際にやる事は宝くじ並みに難しい
何でもかんでも写真や言葉で「盛る事」に慣れてしまうと、もうそれだけに人生を費やしてしまいます。そこから脱却してしっかり実力を付ける方向に行かないと本来のミュージシャンにはなれないですね。
レンタルでブランドバッグを持つようなものです。
最低限誤魔化さなくても堂々と公開できる程度の人間にはなっておくほうが今後幸せだと思います!
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