コロナ禍でも「とにかくライブ!」とまわりが意地になってる間にYouTube一択で頑張った結果・・・

思い起こせばもう4年前!

その頃僕らのバンドは今のような感じではなく、ちょこっとだけライブハウスに出て、

その他は演奏させてくれる施設さんなどに営業を掛けてチマチマ活動してました。

今のような規模では無かったです。

 

そこでコロナがやって来て、すぐに緊急事態宣言!

昭和のお正月?というほど店は閉まってるし人も出てきていない異常事態。

僕らのバンドの予定もすべて白紙になり悔しかった。

でも僕ら以外のミュージシャンはほぼ『何が何でもライブするのだ!!』という雰囲気だった。

実際に緊急事態が終わったらすぐにみんなライブ活動を始めたが、

来る観客なんて居なくて、客席は演者だけで埋められていた。

どうやら自己アピールが優先になっちゃったのでしょうね。

大体の人は集客率よりも基本的にライブやる事が目的で、

それをSNS等に載せることによって充実アピール(背伸び)してるような感じです。

とにかくライブやってSNSに写真上げて、めっちゃやってます!とアピールしたい人が多い。

充実してますアピールのために映える食事を毎日しに行くキラキラ系インスタグラマーみたいなものです。

コロナ対策が云々で国が~とか政治家が~と言ってもすぐに解決する話ではない。

自分たちが真っ先に適応することにしたわけです。

僕の考えは全く違った

コロナで人の流動が無くなった。これは戦後初の異常事態でもある。

そこで思ったのは、この異常事態を逆手にとれないか?という事。

ちょうど僕らのバンドも伸び悩んでいた時期で何か改革が必要と考えてた時期だった。

世の中がライブを見に行くという雰囲気では無かったし、

メジャーなら需要あるけども、我々インディーズなんてこんな時期に誰が観に行くねん??

という事で、どうせならこの異常事態を利用して何かやろう!と思ってました。

ちょうどそろそろYouTubeちゃんとやりたいなと思っていた時期と重なったので、

YouTubeを本気でやる事にした。

コロナでみんなが家に引きこもるわけだから、YouTubeは絶対今がチャンス!

そう思って初めて、2か月でチャンネル登録数1000人達成し、

めでたく収益化も達成したわけです。

元々YouTubeをやる気で居たので、コロナの前年の2019年にYouTubeに関しての仕組みとか、

心理学的な事とかをめちゃぐちゃ勉強していたので、もうYouTube一択にするしかない!

そう思って毎日更新を始めたわけです。

この考えが当たってコロナ中どんどんYouTubeが伸びて行きました。

動画を見てくれた人の内、数%ずつが僕らを応援してくれるファンになってゆきました。

これが無ければ今東京や横浜まで遠征に行ってワンマンなんて絶対できなかったし、

今のような充実した音楽活動なんて出来なかったと思います。

僕らがYouTube一択の間のまわりでは・・・

僕らはライブとかは一切せず、コロナ禍はYouTube一択で頑張りました。

今ライブやっても労力だけが無駄になると考えてたからです。

コロナ禍の3年間ぐらいはまわりのミュージシャンは『とにかくライブだ!』と躍起。

その間に水面下で僕らはコロナ禍の間にYouTubeに全力を注いで、

コロナが落ち着いたら一気にその力を解放する!

そう決めて2年間は必死にYouTubeに取り組んで、1.5万人を超えたときに、

初のワンマンライブを神戸でやりました。

今までに味わった事のない客席の空気と緊張感。拍手などなど、

そして経験した事のない数の差し入れ。

第1回目のワンマンライブは非常に興奮と緊張でした。

そこから次に何をやる?となったときに。

大阪でやったら次は東京でしょ!東京と言えば銀座でしょ!で、

とちょっと相方に『えっ?』と思われながらも遂行。

銀座のワンマンライブの無事成功しました。

その後地元の大阪でもワンマンライブをやり、商業施設系のもちょこっとやりつつ、

今はYouTubeの更新頻度は半分になってますが、丸3年毎日更新していたのもあり、

過去動画がいっぱいあるのでそこまで影響ありませんでした。

そして今年5月に横浜ワンマンライブが待ってます。

まわりと違う行動を意識すると変わる

インディーズのミュージシャンと言うのは、まわりのやり方をコピーする人が多いです。

音楽業界はこういうものだ!と知りもしないで教える大人が多いのも事実。

①とにかく沢山ライブする事。

売れたいならとにかく沢山ライブをやれ!ミュージシャン同士の横つながりを作れ!とか、これは間違ってて、ミュージシャン同士のつながりを作るのはその人たちに「友達だからライブ来てよね?」と言いたいがために横つながりを作ってる人が多くいます。これは本質では無いと思います。数打てば数打つほど普通は集客率落ちて意味が無いのです。これはもうミュージシャン同士の見栄と見栄のぶつかり合いに僕には見えてました。

②写真と文字で盛れ!

その集客が無いライブでも、「沢山の人に聴いていただきました!」と大盛りで、自分は一流だぜぇ!みたいに文字と写真で見せかけるのが今や主流ですが一方・・・ 絶対に客席は引きで映さない!動画は出さないか最初と最後はカットする。というのがミュージシャン同士の暗黙のルールみたいになってます。動画をカットするのは拍手の量で集客がどうなってるかが解るからです。拍手は入れてはいけない暗黙のルール。これらをやってると、盛りに盛りを重ねまくって現実と離れすぎて生きないといけないので後に病みます💦 バレてないと思ってるのは自分たちだけです。

③いっぱいリリースする事

売れるには曲を作りまくってCDリリースしまくる事!これも結構昔からインディーズでは定番になってますが、そもそもが聴いてくれるファンが居ないのにリリースしても誰も聴かないし売り上げにもならないんですよね💦 だからYouTubeなどである程度ファンを多く獲得してからリリースするほうがよっぽど作った曲も報われると思います。

最後に・・・

これら上記の行動はほぼ9割のインディーズがやってる事なので、

これをやってると上には行けないのは当然です。

周りと同じ行動をすれば、有象無象の中に埋もれてしまうものです。

ここでも「僕、私は大丈夫!人と違うもん!」と都合のよい頭脳してる人も結構いますが、

この場合は結構救いようがなく、客観的に評価されてないと意味がありません。

自己評価はどうでも良くて、客観的にファンからどう言われるか?これに尽きます。

あとはもちろん数字での評価です。

フォロワー数、再生数、売上数など。現実を直視することも重要なのです。

ワンマンやってどれぐらいの人が来てくれるか?というのは定期的にやっておく必要があります。

毎回「沢山の人に・・・」と自慢しててもワンマンLIVEやったら集客0!

そんな人も僕は身近に見てきました。

妄想と空想も良いですが、まずは現実を片付けてからでないと上には上がれないですね~

会社やってる感覚で音楽活動もしてみればと思います。

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